け~えむえむえむ選曲の「Eastern Lariat MAS-G」に対し、GO5-TEA3は「Brown Blizzard MAS-B」に全てを託す!意表を突いた一手がもたらした結果はいかに?
Vよりも前の時代のスキル全一が勝利を収めた次の試合で、現役のスキル全一が再び登場だ。「Eastern Lariat MAS-G」が選ばれたのは3回目となり、今大会中最多。いずれも地力で勝る側の選手が、相手に対してフタをしにいくような使い方で投げている。
合計レベル38までというレベル制限が課されている本大会では、レベルが低めの曲での取りこぼしを防ぐことも戦略上重要となってくる。レベル9.10と手ごろな数値ながら、ノーツ数が多く、リズムが個性的で、細かく切り所が散在する上に局所発狂も強烈と、Eastern Lariatは上位の選手が求める条件をまさに満たす1曲として評価されたということだろう。
一方、GO5-TEA3選手が選曲したBrown Blizzard MAS-Bの譜面はこちら。レベル8.75と控えめながら、幅広く横に広がった運指が目立つ。またTrick Trap特有の裏表入り乱れるリズムも、この曲の難解さを引き上げている。
練習さえしっかりしておけば、ランカーにとっては難渋するほどの譜面ではない。しかし、Brown Blizzardといえば最難関譜面の一角とも言われるMAS-Gが非常に有名で、わざわざベースを触る機会は非常に少ない。
普段はギターをやり込んでいる曲でいきなりベースをやらなければならないのは、初見プレーよりもむしろ厄介なことが多々ある。「ぴこ」、「け~えむえむえむ」と、強力なプレイヤーとの連戦を強いられたGO5-TEA3選手。最も得意とする「IX」を1回戦で消費し、ここでは変化球を投じてワンチャンスを狙う作戦に出た。
そんなGO5-TEA3選手のリザルトがこちら。Brown Blizzardではあと一歩というところまでコンボを繋いだが、最後の最後でミスを出してしまったのが非常に痛い。Eastern Lariatでは細かくミスが出て、け~えむえむえむ選手の目論見にはまってしまう形となった。
しかしそういったエラーを置いたとしても、このけ~えむえむえむ選手のリザルトの前には素直に兜を脱ぐしかあるまい。命運を託したはずのブラブリは、全一プレイヤーには全く刺さらず。そして返した刃の切れ味は、相手を両断して余りあるものだった。
ミスの少なさもさることながら、グレがほとんど出ていない点も地力の高さを物語っている。Eastern Lariatの独特な発狂を完璧に理解している証であり、数字に一切妥協しないスキルランカーの真髄を垣間見た気がする。
対戦結果は上記のようになった。大地震の被害に遭いながら、怪我もなく、スケジュールを懸命に調整して参戦してくれたGO5-TEA3選手に最大の感謝をするとともに、かの地の一日も早い復興をお祈りしております。
全一の実力を見事に発揮し、ひときわ輝くリザルトを残したけ~えむえむえむ選手。準決勝へ進出決定!
本大会のルールはこちら→第1回 GF Top 16’s Playoff ルール
本大会の試合結果はこちら→第1回 GF Top 16’s Playoff 試合結果
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