今年の結果はかなりすごいぞ。
画像で例えると、
こんな感じ。
概要
と、いうわけで。
新型コロナウィルスまん延に対する緊急事態宣言の発出に伴い、当初の予定を大幅に超え、2020年12月23日~2021年4月20日というかつてない長丁場で行われたThe 10th KAC予選ラウンドがついに終焉を迎えた。
DanceDanceRevolution部門では何故かレベル16~18×15曲という長大かつ高難度の課題曲リストが課せられたと聞いており、その上で4ヵ月に及ぶ予選を闘い抜いた選手達の肉体に残るダメージが心配されるところである。
個人的にはその予選の模様に非常に興味があるのだが、おそらく待っていればDDR界の方々による振り返り情報が届けられるだろうと期待しているので、楽しみに待つばかりだ。
そう、音ゲーに心血を注ぐ人間としては、自分のメイン機種の頂点を競って闘う姿に憧憬を覚えるのと同様に、サブで遊んでいる機種のトップグループでは何が起きているのかということにも、また強く興味を引かれるものだ。
むしろ自分の普段棲んでいる世界とは別の次元での出来事であるがゆえに、他機種のそれの方がショー的な面白みをより強く感じるかもしれない。
そこで当記事では、The 10th KAC GuitarFreaks部門予選の概要を述べた上で、今回TOP10に入賞したプレイヤー達の顔ぶれがいかに象徴的なものであったかということを、ギタフリメインのプレイヤーのみならず、他機種勢の音ゲーマーにとってもなるべくわかりやすいような形でお届けすることを目標にしたいと思う。
対戦よろしくお願いいたします。
課題曲と、スコア計算の前提について
トッププレイヤーの紹介が当記事の主目的ではあるものの、ルールがわからなければランキングの表を見ても何がなんだかわからないと思う。そこで、まずは大会のレギュレーションを確認するところから始めよう。
ギタフリ部門における今回の予選の課題曲数は、6曲。決勝の枠は5枠。
過去の予選を振り返ってみると、6曲という課題曲数は概ねいつも通り。
本戦に進出できるのは15枠以上の恵まれた数が用意されていた初期の頃と東西エリア決勝に分かれた9thを除くと基本的に4枠、7thのみ8枠であった。
今回は枠数が珍しい数字とはなっているが、標準的な設定の予選と言えるだろう。
ギタドラ部門の予選は伝統的に、難度やパートは不問。
たとえMASTER譜面がクリアできなくても、BASICやADVANCEDなどをプレーしてスコアを登録することが可能だし、ギタフリではギター(G)とベース(B)のどちらをやっても良い。
その一方、スコア計算はIIDXやDDRのようなノーツ数依存ではなく、jubeatやSDVXなどでも採用されている○○点満点方式だ。
ギタフリにおける満点、つまりエクセレントを取得した時に到達するスコアは、基本的に103万点。この点数は難度やノーツ数が異なる場合でも変動しない。
BASICでもMASTERでも、LONG曲でも1030000点。もちろんベースでも変わらないし、ランダム系オプションやリスキーをつけても一緒。
オートだと…どうだろう?オートは変わるかも。わかんない。少なくともKAC予選には関係がない。
上記のルールで予選を成立させるために、KAC予選のスコアとしては曲別スコアに譜面のレベルを乗算した数字が採用される。
例えば、「課題曲A」においてレベルと曲別ベストスコアが下表のようになった場合。
この場合、乗算したKACスコアが最も高いEXTREME-G(赤G)の7237500点が採用され、予選ランキングに反映されることになる。
この辺から呪文の詠唱が始まるので、とりあえずかわいい猫の画像を置いて読者が離れるのを防いでみる。
前述の通り、曲別スコアの基本理論値は1030000点なのだが、ここにワイリングボーナスとかブーストボーナスとかファイナルボーナスといった種々のボーナスが加算されて、1曲ごとの実際の理論値は1386125点になったり1528600点になったり2467305点になったりする。
一応このへんのボーナスについては当サイト内のスコアシステム解説とかディレイワイリングとはで詳しく解説しているので、気になる人は読んでもらいたいが、これらの記事の中でも大呪文の詠唱が行われているためしんどい人は全く読まずに帰ってきてもらって大丈夫だ。
話を戻す。上記に加えて、ギタドラはコンボゲーだから、1ヶ所切っただけでとんでもない減点をくらったりする。
例えば紫Gのレベルが9.98でトータルノーツ763のSkyscraperをフルコンすると約185万点の曲別スコアを取得し、その9.98倍がKACスコアに反映されるわけだが、675コンボ地点で1ミスを出してそれ以外を全部繋ぐと曲別スコアは約145万点まで落ちたりする。1ミスで20%OFF、実にお買い得だ。
Skyscraper紫Bのレベルは8.75でフルコン時の曲別スコアは約195万点だから、レベル9.98の紫Gの1切りで145万点を出すよりも紫Bをフルコンした方がKACスコアは明確に高くなる。
しかし、紫Gを300コンボ地点で1ミスしてそれ以外を全部繋ぐと曲別スコアは約175万点になって、ギリギリで紫Bフルコンに勝てたりする。こんな不可思議な現象が起きるのは主にワイリング関係のボーナスのせいなのだが、計算が複雑なので、どこでどうミスを出すと何万点ぐらいになるのかは実際にリザルトを出してみないと見当がつかなかったりする。
というように、ミスを出してしまった場合の曲別スコアは計算するのがすごく難しいのだが、フルコンまたはエクセを出すという前提であれば、計算によって曲別スコアを予想することが可能だ。
そして、曲のBPMとワイリングの回数、その前後の譜面の形がわかれば、エクセレント達成+ボーナスを理想的なタイミングで取り続けることにより取得できる理論値を算出することが可能となる。
そしてこれが、算出された理論値およびワイリングを鳴らすべき理想的なタイミングの提示と、理想的タイミングからズレた場合にどう点数が落ちるのか、あるいは難しすぎるワイリングをどう妥協してリスクを抑えていくかといった戦略を立てるために俺が考案した、遅延メモと呼ばれる表だ。
KAC予選のたびに情報を拡散する試みを重ねてきた成果として、この表を自力で作成できる人間はたぶんギタフリプレイヤーの中で今10人ちょっとぐらいいると思う。
というわけで、KAC予選を戦う上でまず天井スコアを知りたい場合、例えばIIDXならトータルノーツ数を合計して2倍したり、SDVXならコースの3000万点が理論値だったりするのに対して、ギタフリではまずワイリングと譜面を把握して、遅延メモに入力して理論値を算出して、さらにレベルを乗算してKACスコアに直すという作業を6曲分繰り返して合計する必要がある。
その上で、「レベル9.82の紫Gで1ミスを出すのと8.85の赤Gでフルコンを出すのとではどちらがKACスコアが高いのか、あるいはミスの場所によってどう点数が変わるのか、そもそもレベルの若干低い紫Bの方がワイリングのせいで紫GよりもKAC理論値が高くなっているような曲は混じっていないか、エクセが出せる場合は理論値通りにワイリングを鳴らせない難所をどう妥協していくのか」などを考えた上で粘着するパートや順序、時間配分、戦略を練らなければ効率的に順位を上げることはできない。
正直言ってマジメに考えていると頭が爆発して死ぬレベルの計算量であり、年度によっては予選通過者でもこの辺のことは良くわかっていないままにとりあえず最高難度のフルコンを揃えて勝っているケースもある。俺たちは雰囲気で予選を戦っている。
メダパニを唱えるのはこの辺りまでにして、今回の課題曲を見ていくことにしよう。
曲別理論値、KAC理論値のデータを交えて語っていくが、これらは全て今回俺が一人で計算した数字を元にしており、例年に比べて短時間で雑に算出したものなので、誤りを含んでいる可能性も多分にあることをご容赦願いたい。
また、流石に下位譜面まで含めて全てのパートの理論値計算はしていないので、予選通過の可能性がある実力を有しているという前提で6曲を見ていくとどうなるのかという視点でお届けする。
①世界の果てに約束の凱歌を -GITADORA EDITION-
理論値パートは紫G。レベルは8.30、BPM195、トータルノーツ504。曲別理論値は1528600点、KAC理論値は12687380点。
やや高BPMであり細かい16分音符のリズムに注意は要するものの、エクセレントは容易であり特筆すべき点はない。
ワイリングは計9回。うち難所は2回。1ヶ所ワイリングのタイミングをミスる(以下、「遅延をミスる」と称する)と曲別スコアは2050点、KACスコアは17015点減点される。
②Nebulas
問題児その1。
理論値パートは紫G。レベルは9.82。BPM140、トータルノーツ870。曲別理論値は1386125点、KAC理論値は13611747点。
譜面はご覧の通りである。5色に渡ってまんべんなく降り注ぐ単色階段を基調とし、細かいリセットが要求される24分音符の挿入、表裏の入り乱れる多数のオープンノーツ地帯もあり、終盤には9.82のレベルに相応しい最大の難所が待ち受ける(右から2列目)。
複色の無茶な運指や超高速のオルタはなく、瞬間的に9.99段階のレベルを逸脱しているような超発狂地帯は無いことだけが唯一の救いだが、休憩地帯がきわめて少なく、曲を通して全く油断ができない全体難の良譜面だ。
それに加えて、右端の列を見て欲しい。この下ワイリングを伴うオープンノーツで曲は終わるのだが、その少し前のBYPノーツに上ワイリングが付いているのが確認できるだろう。
この上ワイリングから、ラストのオープンノーツまでの間が、約3.64秒。詳細な説明は省くが、ラストのオープンノーツにブーストをかける(得点を2倍にする)ためには、上ワイリングを0.64秒以上遅延させて鳴らす必要がある。
0.64秒(猶予0.36秒)の遅延というのは秒数的には全く問題のない簡単なものだが、この難譜面をPERFECTで捌き続けた最後の最後でしっかりワイリングを引っ張りながら、凡グレも決して出してはならないというプレッシャーは尋常ならざるものであることは想像に難くない。
この曲のワイリングは計5回と少なく、うち難所は3回。1ヶ所遅延をミスるたびに曲別スコアで1150点、KACスコアで11293点が減点されるのだが、ラスト前の上ワイリングに関してだけは遅延をミスることがこの点数どころではない明確な致命傷となる。
俺たちがファイナルボーナスと呼んでいる加点要素がギタフリにはあり、かいつまんで説明すると、
①ボーナス抜きのノーツの合計点は100万点、エクセボーナスが3万点なので、基本的な理論値は103万点となる。
②しかし、1ノーツごとの加算点は小数点以下切り捨てで計算されるため、合計は100万点ちょうどにはならない。コンボゲーであることも相まってズレは大きくなり、例えばトータルノーツ870のNebulas紫Gでは、869ノーツ目までを全てPERFECTでとった時点でのスコアは971175点。ラスト1ノーツの1150点を足しても972325点となり、100万点に大きく届かない数字となってしまう。
③このズレを解消するために、エクセレントを出した場合に限り、足らずの27675点がラスト1ノーツに組み込まれ、1150+27675=28825点が870ノーツ目を弾いた瞬間に一気に加算される。この仕組みをファイナルボーナスと呼ぶ。
そして大半の譜面ではこの仕組みは理論値計算には影響しないのだが、Nebulas紫Gのようにラスト1ノーツにブーストをかけることが可能な曲では、ファイナルブーストの成否によってまるまるファイナルボーナス分の点差がついてしまう、つまり今回の場合はラスト1ノーツにブーストが届かないだけで、曲別スコアで27675点、KACスコアで271768点の損失が発生してしまう。
エクセボーナスが30000点、GREATを出した場合のフルコンボーナスが15000点だから、曲別スコアで27675点の減点というのは、エクセとフルコンとがひっくり返ることよりも大きな損失となってしまうわけだ。
このことを踏まえて、上位10人のNebulasのスコアを見ていただきたい。1350万点台に乗せている上位5人は、全員エクセを取った上で、ファイナルブーストをかけることにも成功している。
一方、6位と8位の人については、エクセはとれているのだが、ワイリングを早鳴らししてしまい、ファイナルブーストに失敗したため1320万点台となっている。
7位と9位の1280万点台が、グレを出して紫Gをフルコンしているスコア。そして、10位の1200万点台は赤Gか紫B(おそらく赤G)だと推測できる。
11位以下では、この曲の紫Gのフルコン者は見受けられない。結論として今回のKAC予選では、Nebulas紫Gのエクセが7人、グレありフルコンが2人出て、エクセ者の中でファイナルブーストに成功したか否かで決勝5枠に残れるかどうかの明暗が分かれたというわけだ。
③未練タラッタ
みーれーん-、ターラッタラッ、タッタッタラッ。
理論値パートは紫B。レベル8.90、BPM180、トータルノーツ525。曲別理論値は1645950点、KAC理論値は14648955点。
ひたすら8分音符を刻み続ける譜面であり、スパランをかけるとスキル8000ぐらいあれば簡単にフルコンできるような生粋の稼ぎ曲として有名だが、生憎KAC予選は正規縛り。上記の通り、少しでも躊躇すればすぐに指がもつれてしまいそうな2色の繰り返し譜面を捌く必要がある。
かなり難しいようにも見えるが、この程度の譜面に手こずっていてはKAC予選通過は夢のまた夢だ。今回の予選では、60人ほどのプレイヤーがフルコン以上のリザルトを取得した。
ワイリングは計11回。難所は4回。BPM180の時点で遅延に造詣の深い人ならおわかりだろうが、難所は全て猶予0秒である。遅延を1回ミスるごとに曲別1950点、KACスコアで17355点の損失となる。
④ピンクのボーダーライン
理論値パートは紫B。レベル8.00、BPM190、トータルノーツ464。曲別理論値は2467305点、KAC理論値は19738440点。
レベル通りの何の変哲もない譜面でエクセは容易だが、ワイリングは群を抜いて多い34回。うち計算上は猶予0.0526秒の短猶予遅延が13回、猶予0秒のダブルブーストが5回含まれており、遅延フリーク達がよだれを垂らして群がる譜面となっている。
遅延を1回ミスると曲別2250点、KACスコア18000点の損失。ただし、ミスり方によっては2250点ではなく曲別100点、KACスコア800点の損失で済む。妥協していい箇所とダメな箇所を判別する力も必要となってくる譜面だ。
⑤美麗的夏日風
問題児その2。何て読むのかわからないからみんなメイリー2と呼んでいる。
理論値パートは紫G。レベル9.80、BPM150、トータルノーツ548。曲別理論値は1664400点、KAC理論値は16311120点、なのだが、今回の予選でこの曲の紫Gでスコアを登録することに成功したのは1位通過のにるなっつただ1人である。
この譜面の構成は非常に素直だ。BPM150という手頃なテンポ(一部145に落ちるのだが詳細は省く)、何の変哲も無く終始続く4/4拍子、多少の裏入りを含むものの基本的に単純な16分運指。そのパターンもバリエーションは少なく、上記左側のパターンが計4回。加えて、右側のようにやや難解なスライドを要求される箇所がチラホラ。
左側のパターンの繰り返しこそがこの曲のフルコンを阻む最大の障壁なのだが、1回あたりの経過時間は6.4秒。それが4セットで、約25秒。
たったそれだけのことを完遂できるプレイヤーが、世界に1人しかいない。それがギタフリというゲームの難しさなのである。なおKAC予選に限らずに歴代で見た場合、この譜面の正規フルコン達成者は3~5人ぐらいいるはずなのだが、予選のプレッシャーの中、癖とも戦いながらリザルトを揃えるのは通常よりも一段難しいことだろう。
なおスパランをかければレベル9.80にしてはやや逆詐欺といった程度の譜面に落ち着き、トップランカーなら繋いでいて当たり前という位置づけとなる。
にるなっつ以外の上位プレイヤーは、レベル8.60の赤Gエクセでスコアを登録した。上記の綺麗な単色階段譜面がそれだ。紫Gとトータルノーツ、曲別理論値ともに同じで、KAC理論値は14313840点。
1ヶ所遅延をミスると曲別で1900点、KACスコアで16340点の減点となる。ワイリングは計13回。うち、1ヶ所だけ猶予0秒の難所がある。TOP10のうち3人が仲良く赤G理論値で並んでおり、このくらいの譜面と遅延なら揃う人は揃うという証左だ。
ただし、実は赤Gでも十分に難しく、今回の予選でフルコンに成功したのは15人程度。恥ずかしながら俺もフルコンしていない。
みんながみんな本気で予選に取り組んでいるわけではないだろうが、レベル8.60の譜面ですらフルコンが15人しか出ないということで、正規縛りというのはかくも恐ろしい。
⑥幸せの代償
きみ去年もいたよね?
理論値パートは紫G。レベル9.10、BPM134、トータルノーツ427。曲別理論値は1518252点、KAC理論値は13816093点。
序盤の運指もまずまず難しいが、この曲の難所はなんと言っても中盤の長い長いオープン地帯。チョン押しのリズムがとりづらく、ニギニギ系の譜面が苦手な人にとっては地獄そのものだとは思うが、KAC予選に限って言うならばこのくらいの譜面を捌けないようではNebulas紫Gには歯が立たない。
ワイリング回数は計9回。1ヶ所遅延をミスると基本的に曲別2450点、KACスコアで22295点の減点となる。猶予が短めの遅延が5回あり、難所に絡んでいることもあって理論値取得はまぁまぁ難しい。
なおこの曲の難所を抜けた後には約30秒間に渡ってクッソ暇になるロングノーツ地帯があり、その間は正直やりたい放題である。
やりたい放題の2人。The 9th KAC東エリア大会より。ぎるたんはこんなことをしながらちゃっかりフルコンして1st stage2位。ほんまこのチャンピオンは。
今回の予選ではこの曲の紫Gは40人ほどがフルコン達成し、うち20人ほどがエクセだったと思われる。NEX+AGEでのGuitarFreaksスキル9000達成者は212人。この譜面を繋げば181点程度の曲別スキルがもらえることを鑑みると、まぁそんなもんかなという感じのフルコン人数だろう。
ここらで一休み
と、いうわけで。本当は上位に入ったプレイヤーの紹介も含めて一気にまとめる予定だったのだが、予想外に文章量が多くなりすぎたので、前後編に分けてお届けすることに変更した。
後編は現在進行形で執筆中なのでいつ公開になるかはわからないが、そう長く間が空くことはないと思う。「人」にフォーカスするためどうしても他機種勢向けの記事という性格は薄れそうだが、ランキングの解説の中でギタフリのスコア勝負で勝敗を分ける重要な要素に関しての知見(実はただの全エクセワイリングゲーではない!)も併せて述べているので、引き続きお読みいただければ幸いに思う。
眠い。それでは、いったんおやすみなさい。
追記:後編はこちらです!!!
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