急遽実施の3位決定戦にて、雲風亭対決実現!選曲は雲風亭まっちゃん大将「Timepiece Phase II MAS-G」に対し、雲風亭歯医者師範代「一網打尽 MAS-G」!
本大会では元々3位決定戦をやる予定は無かったのだが、本人たちの希望もあり、企画的にも美味しいということで行われた雲風亭対決の模様をお届けしよう。
まっちゃん大将選手の選曲した「Timepiece Phase II」は、人気コンポーザー佐々木博文氏がギタドラに残した置き土産であり、プレミアムアンコールとして収録された最初の楽曲だ。
「エクストラ曲でパフェ率98%」という前代未聞の条件を乗り越えた者だけがたどりつくことができた曲であり、曲調とピアノの旋律にクリップも相まって、当時「最も美しい」ギタドラ曲だと感じた記憶がある。
V時代から難度も高く、特にギタフリ赤Oのレベルは99。ギター、ベース、ドラムそれぞれの譜面に特徴があり、多くの人にプレーされ、愛されてきた格調高いボス曲は、XGでもかなりの良譜面。前半の単色階段地帯、真ん中の高速滝、後半の二色混じりの運指と、それぞれ高難度ながら無理な配置はほとんど無い。
難所だけを抜き出すと非常に難しそうなのだが、曲の展開にメリハリがあるため休憩も多く、一つ一つの難所に集中して対処できる。何回やっても楽しい譜面であり、本大会での最後の選曲としてとてもセンスの良い選択をしてくれたと思う。
一方の「一網打尽 MAS-G」については、もはや説明不要だろうか。前半の複色運指、中盤の複色運指、終盤の複色高速運指と、どこをどう見ても無理な配置しか無い。「ランカーを一網打尽」、「クリアで人間卒業」、「適正レベル12」などと形容されることもしばしばだ。
現在の主力コンポーザーである96氏のギタドラデビュー曲であり、V4のプレミアムアンコールとして登場した際には、タイピと同じく「レベル99の中ではまだ何とかなる方」という位置づけだったのだが。XGにてまさかの大進化を遂げてしまった、満場一致の最強譜面だ。
新旧のギタドラを象徴するボス曲をここに持ってきてくれた、雲風亭両名のサービス精神に拍手を送りながら、リザルトの発表に移りたい(・ω・ノノ゙(*゚▽゚ノノ゙(^・ェ・^ノノ゙
ジャケットの色合いの対比も美しいが、まっちゃん大将選手のタイピのリザルトも相当に美しい。9.45の中ではフルコン達成者の多いこの曲だが、それでも一発勝負でOK1、ミス4というのは凄い数字だ。大会中、一貫して仕上がったリザルトを見せてくれた。
しかしながら今回の勝負では、歯医者師範代選手の仕上がりが勝っていた。タイピSS判定でミス1と、まっちゃん大将選手を上回る美しいリザルトを見せてくれた。なお右側の曲に関しては譜面が悪い。この2人のリザルトから、一網打尽の凄まじさが伝わってくるというものだ。
試合の結果はご覧の通り。リザルトの印象ほどには点差がついていないのは、まっちゃん大将選手の一網打尽のクリアバー、コンボ数、曲別スコアを見ていただければ理由がわかる。ミス数は多くても、繋げるところをしっかり繋げばバトルでは喰らいついていけるのだ。
このミスの多さも、タイピでビハインドを背負いながら必死に勝利を目指してリスクをとっていった結果のように思う。勝利への執念が人一倍強いプレイヤーであり、私もその姿勢を見習いたいと思う。
なお試合直前の歯医者師範代選手の一網打尽のリザルトがこちら。本人的には本番でのA判定に満足がいっていないようであり、言い訳としてこのリザルトも記事に載せて欲しいとの要望があった。
正直言ってA判定でも上手すぎるぐらいなので言い訳など不要なのだが、一網打尽S判定というリザルトを目にできること自体貴重なことなので、ここに載せておこうと思う。
最後にこの試合の様子を動画でお届けして、記事を締めくくりたいと思う。特に歯医者師範代選手側の動画は本人自ら編集してくれた力作だ。
非常に面白い同門対決を見せてくれた2人に、最大の感謝を。そして勝負を制し、3位の座を勝ち取ったのは雲風亭師範代選手。おめでとう!
本大会のルールはこちら→第1回 GF Top 16s Playoff ルール
本大会の試合結果はこちら→第1回 GF Top 16’s Playoff 試合結果
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