Playoff 1回戦第7試合:讃岐うどん屋さん vs IMIは勘弁願います

KAC現王者登場!讃岐うどん屋さん「Elemental Creation EXT-G」に対して、IMIは勘弁願います「MODEL DD10 MAS-G」と、武器曲のぶつかり合う力勝負!

第7試合は、本大会の主催者である私と、The 5th KACチャンピオンの対戦となった。

「讃岐うどん屋さん」。スキルポイントは8700台と本大会参加者の中で最も低く、決して地力は高くない。しかし、正規譜面に対して全く癖がつかず、試行回数を重ねた分だけストレートに記録を伸ばせることが強みだ。

中難度譜面の安定感と遅延の上手さには定評があり、公式大会で勝ち残ることに特化したプレースタイルを持つ。KACでは2度の準優勝を経験しており、当時スキル3位の「台湾産たまごin宮崎」、KAC優勝2度の「ぴこ」を破る番狂わせを演じた。

今大会でも1回戦から難敵との対戦となったが、果たして再度のジャイアントキリングはなるか。対戦相手の「IMIは勘弁願います」、以下「GIL.」選手の紹介に移ろう。

「GIL.」。「敏感さん」、「(´・ω・`)」など独特のネーミングセンスを持つプレイヤーだが、そのギタフリに対するスタンスもかなり異質である。

優勝

優勝時の画面はとってもシュール。

KAC 2011の頃から東北・北海道地区の強豪として名前は出ていたが、とりたてて目立つリザルトやスキルは認められず、ノーマークの時期が続いた。KAC 2012で優勝候補大本命の「MORIKUN.」を打ち破り、彗星の如きインパクトで優勝を果たした瞬間から、一躍その存在が知られることとなった。

当時はXG3稼動終盤であり、KAC出場者の誰もが当たり前に1000クレを超えていた中で、GIL.選手のプレー回数はわずか300クレ。単にプレー回数が少ないため目立たなかっただけということが明らかとなり、グランドフィナーレに居合わせたプレイヤーの心を見事にへし折った。

他にもKAC 2013ではウォーミングアップから一網打尽 MAS-Gを軽々と弾きこなしてみせたり、Tri-boostにて個人開催されたある大会に参加した時は稼動後半年経つのにスキルは5000台後半と、ほとんどやっていないにも関わらず、たったの2回でR#1 EXT-Gをエクセするなど。

天才という言葉が最も似合うプレイヤーであり、本当にランカーの心を折るのが上手い。

残してきたリザルトから評価すると、現役最高の正規プレイヤーは「にるなっつ」であることに変わりはなく、例えるなら彼がスペードのエース的存在ではあるのだが。GIL.選手の秘める実力は、全くの未知数。まさにギタフリ界のジョーカーだ。

うどん

そんな二人の対戦から、まずは私、讃岐うどん屋さんのリザルトがこちら。率直に言うが、大惨事である。

DD10

MODEL DD10 MAS-Gの最大の特徴は、中盤に存在する永遠に続くかと思われるような長い長い三連滝。また前半には長いオルタもあり運指もそれなりに難しく、随所で体力を削られた挙句、ラストには難しい配置の三連滝が待っている。

私はこのオルタに全くタイミングが合わず、グレとミスを量産。頼みの綱のElemental Creationも平凡なリザルトに沈み、KACの時の仕上がりには程遠い結果となってしまった。

ぎる

一方、GIL.選手のリザルトがこちら。2曲ともグレ・ミスともに少なく、しっかりと90%に乗せてきた。

エレクリ

Elemental Creation EXT-Gは2連滝と中盤の幅広い運指が特徴で、何よりBPM212という速さが厄介。配置は素直だが、弾きこなすにはパワーを必要とする譜面だ。

MODEL DD10、Elemental Creationと、まさにド直球な2曲を連続でねじ伏せてみせたことからもわかる通り、GIL.選手は高速を全く苦手とはしていない。むしろ得意と言っていいぐらいで、「IMIは勘弁願います」とは何だったのかと問いたい。

うどんぎる

そして試合の結果は、ご覧の通り。スコアには大差がついてしまったが、GIL.選手は申し分の無いハイスコアであり、たとえ私が絶好調だったとしても勝つのは無理だっただろう。

7

王者の風格を見せたGIL.選手、2回戦へと進出!

本大会のルールはこちら→第1回 GF Playoff ルール

本大会の試合結果はこちら→第1回 GF Playoff 試合結果

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